春高バレーに出場する大和南高校女子バレーボール部のキャプテンを務める 白井 美沙紀さん 平塚市在住 18歳
遥かな高みへ一歩ずつ
○…「優勝して当然」という周囲からのプレッシャーを跳ねのけ、11月に行われた神奈川県予選を1セットも失うことなく突破。10年連続11度目の「春高バレー」出場を果たした大和南高校女子バレー部。自身も1年生からレギュラーとして出場を続けているが、今回はエースとキャプテン、2つの重責を担う。「目標は優勝ですが負けたら終わり。一戦一戦、次のことを考えずに挑んで後輩に良い経験をさせてあげたい」
○…選手としても活躍し、現在も松蔭大学バレー部で監督を務める父のもと、小学3年から競技を始めた。6年生で171cmという高身長にも恵まれ、全国大会にも出場を果たす。地元中学に進学後も「もっと上手くなりたい」との思いから、2年時に大阪府のバレーボールアカデミー「JVA貝塚ドリームス」の入団テストに挑戦し、見事に合格。寮生活をしながらバレーボール漬けの日々を送った。高校は両親と一緒に暮らせる大和南を選択。在学中に全日本ユース、全日本ジュニアに選ばれるなど、着々と歩みを進めている。
○…唯一の休日である月曜日だが「基本的には身体のメンテナンスにあてています」と苦笑する。今夏のインターハイ前に大きな怪我をして以来、これまで以上に治療や食事には気を使っているそう。たまには映画に行ったり、買い物に行ったりするものの、大会が近くなれば練習漬けの日々。また、部活内は「恋愛禁止」のため、色恋沙汰はご法度だとか。「将来は分からないけど、今はいいかなって思っていますよ」と照れ笑い。
○…卒業後はVリーグチームへ入団することが決まっている。最終的な目標は日本代表。そして2020年の東京五輪に出場することだ。「そのためにも今回の春高は全力をぶつけて、これまで応援してくれた人たちのために最高の結果を出したい」。集大成となる大会は来年1月5日、東京体育館で幕を開ける。
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