寸劇を通じて振り込め詐欺などへの注意を呼びかける「アジサイ防犯劇団」(北村信子劇団長)の活動が、今年で15年目を迎えた。
劇団は、悪質商法や環境、食の問題などをテーマに啓発活動を続ける開成町消費者の会の寸劇部として1999年に発足。台本から小道具に至るまで、すべて手づくりの防犯寸劇を老人会や自治会、あじさい祭会場などで披露し続けてきた。
台本は時代を反映
台本は発足から1年ぐらいまでは北村劇団長が執筆していたが、寸劇を観た露木順一さん(当時、開成町長)が協力を申し出てからは露木さんが担当。「催眠商法」や「振り込め詐欺」などその時代に横行している詐欺被害や環境問題を反映し、内容を変えて上演している。今年のあじさい祭では、「母さん助けて詐欺」や植樹の大切さなどをテーマに3本を披露した。
現在のメンバーは60〜70代の主婦と露木さんの計11人。北原劇団長は「15年も続けてこられたのは、素晴らしいメンバーに恵まれたからこそ。これからも地域のお年寄りなどが詐欺や悪質商法に騙されることのないよう、啓発活動を続けていきたい」と話している。
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