南足柄市が2016年秋からの箱根ジオパーク参加に向けた取り組みを始めている。
12日には南足柄市役所でジオガイド養成講座の第1回目が実施され、18人が受講。ジオパークの概要などを箱根町職員や小田原ガイド協会の会員から学んだ。
10月までの全9日で13コマの講座が予定されていて、認定後は受講者がガイド団体を設立し、見学ツアーなどのガイド活動に繋げる予定。
講座に参加した植田勇次さん(71)=矢倉沢=は「ジオサイトが多くある北足柄地域の住民として参加してみた。面白くて勉強になった。矢倉沢地域の活性化にも繋げることができると思うのでしっかりと学びたい」と話す。
ジオパークは地球の活動と人の暮らしの関わりを学び、体験できる公園のこと。箱根ジオパークには箱根町のほか小田原市、真鶴町、湯河原町が参加していて、41カ所をジオパーク内の見どころや見学場所である「ジオサイト」として指定している。
南足柄市からは足柄峠、矢倉岳、蛤沢、夕日の滝、文明堤、最乗寺、清左衛門地獄池、御嶽神社の8カ所がジオサイトになる予定。足柄峠や夕日の滝がある地蔵堂地区で、21日に住民向けのジオパーク説明会が開かれ、約20人が参加した。
南足柄市企画課では「ジオパーク参加に向け、ガイド団体の設立など準備を進めています。11月にはモニターツアー、来年の夏には日本ジオパーク委員会の現地審査もあるので、養成講座の受講者の皆さんにも協力してもらい準備を進めたい」と話す。問い合わせは同課【電話】0465・73・8001へ。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
|
|
|