神奈川県産の農畜産物や加工品などを県産品として認定し、登録する「かながわブランド」(かながわブランド振興協議会)で、「相州牛」と「相州和牛」が新たに登録された。
南足柄を産地とする、かながわブランドは「湘南ゴールド」「おだわら・あしがらのみかん」など果実が6品、農産加工品では「足柄茶」と「梅ドリンク」の2品。畜産品では「やまゆり牛」「足柄牛」に続く認定で、南足柄に限ると「相州牛」が初の認定となる。
「相州牛」は月齢2カ月の仔牛から約24カ月の出荷まで、南足柄市怒田の長崎畜産牧場で放牧生産された交雑種の肉牛で出荷は年間約200頭。農林水産大臣賞の受賞歴もある。
「相州和牛」は同じ環境で飼育した和牛で出荷は年間50頭ほど。
牧場では、地下100メートルからくみ上げる地下水と、大山豆腐のおから、アサヒビール神奈川工場のビール粕などを発酵させた飼料を牛に与えている。飼育で出た堆肥は肥料として地元農家などに販売するなど独自の生産循環システムを構築している。
2014年度からは、南足柄市のふるさと納税の返礼品に選定され、昨年度は一時、出荷停止するほど人気を博した。
販売元の中川食肉(株)によると、主な販路は同社と地域の百貨店だという。
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