開成町にある社会福祉法人一燈会の特別養護老人ホーム「メゾン開成」(名渕貴志施設長)で暮らす仙石ふさ江さんが9月3日で104歳を迎え、開成町の女性最高齢者となった。17日には施設の入居者15人とスタッフが仙石さんを祝う会を開いた。祝う会には開成町の府川裕一町長も駆け付け、記念品を贈った。
仙石さんはお祝いの花束と記念品を受け取ると「みなさんに祝ってもらって感無量です」と笑顔を見せていた。
日中はお気に入りのソファでくつろぎながら、趣味の俳句を詠むことが楽しみという仙石さん。「お肉が元気の源」という食事も自分で食べ、歩行器を使いながら元気に歩くこともできるという。
長生きの秘訣を聞かれると「その時その時を大切に自分がどの程度対応できるかを考えています。与えられた命を大切にしていくだけです」と答えた。
コーヒーが好きで、誕生日には相模原に住む孫と一緒に、南足柄市のコーヒーショップでコーヒーとケーキでお祝いをしたという。
明治44年(1911年)、静岡県伊東市の漁師の家に生まれた仙石さんは、結婚を機に満州へ。終戦後に帰国し、夫の実家があった箱根町で暮らしていた。2013年から同施設に入居し、102歳の時に開成町の女性最高齢者になった。
当紙発行エリア1市4町の女性最高齢は、松田町寄で暮らす105歳の女性。
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