横浜市教育委員会が3月発表した「平成24年度小学校等卒業予定者の進路状況」によると、青葉区の私立中学進学予定率は19年連続で横浜市で最も高い27・3%となった。前年度と比較すると0・6ポイント減少し、2010年度から減少傾向が続いている。
今年度、区内の市立小学校卒業予定者数は3233人。そのうち、公立中学が2313人(71・5%)、私立中学が882人(27・3%)、海外転出・未決定が23人(0・7%)、国立中学進学予定者が13人(0・4%)、特別支援学校中等部が2人(0・1%)となる。
私立中進学率は6年ぶりに30%を割った前年度から更に0・6ポイント減少。2010年度の30・9%から減少傾向にある。一方で、公立中学は前年度から0・7ポイント増加している。
区内で中学受験塾を開講する講師は「最近は公立高校の進学実績が評価されてきている。上位の県立高校進学を目的に、公立中学を選択するケースも見られる」と話す。
市全体も公立志向へ
横浜市の私立中学進学率も同様に減少傾向にある。
公立中学の進学予定者は2万6979人で83・1%(前年度比0・7増)。一方、私立中学への進学予定者は5210人で16・1%(前年度比0・6減)となり、2007年度の19%をピークに5年連続で減少を続けている。市教委は「経済状況だけではなく、公立の中高一貫校などが評価された結果ではないか」と分析する。
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