横浜市 風疹患者が急増 昨年の件数 既に上回る
全国的な流行が拡大している風疹患者。妊娠初期の女性が感染すると、胎児が心疾患や難聴などの「先天性風疹症候群」になる可能性もある。横浜市衛生研究所が発表している市内の感染症発生状況(2013年3月29日付)によると、市内での風疹報告件数(2013年1〜3月)は118。この数値は、2012年1〜3月の合計「4件」と比較すると約30倍となる。既に、2012年の年間件数113件を5件上回る勢いで感染者数が急増中だ。
市内の患者のうち97人(82%)が男性。年代別に見ると20代〜40代の男性が85人(72%)と圧倒的に多い。次いで10代男性7人(5・9%)、20代女性6人(5・0%)となっている。
市内の感染者数の増加とともに、青葉区内でも風疹患者が増加。青葉区福祉保健センターでは、今年に入ってから『風疹の予防接種場所について、教えて欲しい』などの問い合せが増えている。同センターは「ワクチン接種をしていない30・40代の男性からの問合せが多い」と話す。
区内でクリニックを営む医師によると「手洗いなどの感染予防も大切ですが、なんといってもワクチンの予防接種が一番良い方法だと思います」としている。
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