青葉区新石川にたまプラーザキャンパスを構える國學院大學が、あす1月2日、3日に行われる第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する。前回大会は出場が叶わなかったが、今大会の予選会は8位通過。陸上競技部の前田康弘監督は「2年分の思いが詰まっている。練習の成果を出し切り、シード権を獲得することが最大の目標」と話した。
「己を変え、チームを変えろ」
前回大会の予選会では13位でまさかの敗退。連続出場も5回で途切れた。「正直落ちるとは思っていなかった。どこかに心の慢心があったのかもしれない」と前田監督。その悔しさを胸に臨んだ昨年10月の予選会は、8位で通過。その後に行われた11月の第48回全日本大学駅伝では、9位と好成績をおさめた。前田監督は、「結果を出し、確実にチームの士気もあがっている。充分にシード権争いに加われるチームだと思う。あとは万全な状態で本番を迎えるだけだ」と意気込む。
「『己を変え、チームを変えろ』というテーマを設定し、明確な目標を学生らが主体的に話し合うようにしてきた」という。目標を各自が細分化して他のメンバーにも共有した。前田監督は「『何ができたのか。何ができなかったか』をしっかりと全員で振り返るようにしてきた」と話す。蜂須賀源主将(4年)は、「自信を持って強いと思える。1人ひとりがチームを作っているという意識があり、全員で結果に向けて頑張れるチームだ」と話す。
蜂須賀主将の思い
前回大会の予選会は、けがのため出場できなかった蜂須賀主将。「負けた瞬間は本当に悔しかった。4年生は、シード権を獲得する瞬間をまだ味わったことがない。最後の箱根は、その瞬間を全員で味わって笑顔で終わりたい」と決意を語った。自分が見本となるように意識をしてメンバーにも厳しい言葉をかけられるようにしてきたという。前田監督も「副主将の細森も蜂須賀と切磋琢磨しながら成長をしてきた。チームを引っ張ってきてくれた」と話す。「今まで先輩方が作ってきた國學院の歴史を『シード権獲得』という形で後輩へ手渡したい」と蜂須賀主将。明日、全員で箱根駅伝へ挑戦する。
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