「神奈川県夏のすいせん図書読書感想文コンクール」(神奈川新聞社主催)でこのほど、桐蔭学園小学部の児童2人が最優秀賞、1人が佳作に選ばれた。
最優秀賞となったのは高学年の部で福中孝徳君(5年生)、中学年の部で井堀恵太君(4年生)。また、中学年の部で佳作となったのは梅垣千乃さん(4年生)。福中君は昨年、中学年の部で最優秀賞を受賞しており、2年連続で最優秀賞受賞の快挙となった。
県内在住、在学の小学生を対象にした同コンクール。低・中・高学年の3部門があり、それぞれの部門の課題図書を読み、感想文を書くもの。今回は3部門で4436編の応募があり、各部門で最優秀賞1編、優秀賞2編、佳作3編の計18編が選ばれた。
2年連続の最優秀賞となった福中君は「自分で思ったことを文章にすることが好きなので、2年連続で選んでもらってうれしい」と感想を話す。福中君は曾祖母が長崎で被爆し、亡くなっていることもあり、「ヒロシマ8月6日、少年の見た空」を選び、戦争の悲惨さや平和に対する考えを綴った。「みんな同じ人間。思うことは一緒。自分がされて嫌なことは相手もされたら嫌なこと。そんな風に考えていけば戦争はなくなる」と思いを語っていた。
一方、井堀君は受賞を喜びつつも「すごすぎてのぼせてしまった」と率直に話す。「おばけ道、ただいま工事中!?」を読み、「人との出会いを大切に、そして伝えたいことを伝えられるときに伝えることの大切さ」などの思いを書いた。また、「『おはよう』の一言でもいいから声掛けをして、困っていたら助けてあげることが友達づくりには大事」と読書の感想を話していた。
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