奈良地区社会福祉協議会(関根宏一会長)は5月28日、奈良中学校で地域住民向けの体力測定を行った。桐蔭横浜大学と青葉区役所が協力。同大によるとこうした連携した測定は初の試み。
これは同大スポーツ健康政策学部助教の尾山裕介さんが、地域貢献や研究のために高齢者の体力測定ができないかと区に持ちかけたのがきっかけ。その後、奈良地区社協が主導することで実現に至った。尾山さんは「大学だけではなかなか地域に出られなかった」と話し、「健康状態を知ることがまず一つ。そこから普段の生活にどう運動を取り入れるかを考えてもらえれば。学生にもいい機会」。
当日は奈良・すみよし台地区の高齢者世代を中心に37人が参加。同大3年生と4年生計10人が測定を行った。項目は下肢筋肉測定、握力測定、片足立ちのバランス測定、2ステップの距離測定、歩行能力測定の5つだった。
すみよし台在住の女性(83)は「チェックしてもらうのは初めて」と話し、「身の回りのことは最後まで自分でやりたいので、こういう機会はありがたい」と満足気だった。
関根会長は「こうした測定を通じて、いつまでも元気に過ごしてほしい。今後も定期的に行っていければ」と話していた。
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