桜井明弘 院長が医療監修 映画『ジーン・ワルツ』 「全ての女性に観てほしい」
たまプラーザの「産婦人科クリニックさくら」の桜井明弘院長が、医療監修を務めた映画『ジーン・ワルツ』が、今月5日から全国ロードショーで公開される。
病院の妊婦受け入れ拒否や地方の医師不足など、社会問題を背景とした同作品。原作は『チーム・バチスタの栄光』など次々とTVドラマ化されている作家・海堂尊(かいどうたける)氏のベストセラー小説。日本ではタブー視される代理母出産に焦点を当て、産科現場をシリアスに描いている。女優・菅野美穂さんが不妊治療のエキスパートとして医師を好演している。
産科医療を現場の目線から
「不妊治療に力を注ぐ主人公の姿が、桜井院長に重なった」。ある医師の紹介を受けて映画の製作スタッフが、桜井院長に協力を依頼。「原作を読んで共感する部分が多かった」と院長は医療監修を快諾したという。脚本のチェックを行い、実際の医療現場にそぐわない場面やセリフなどを事細かに指摘。「最終的な台本が出来るまで7回も練り直されました」。その後、東映の撮影現場に赴き、菅野美穂さんなどの女優らに直接指導を行った。「私の指導に耳を傾け、何度も練習し、演技に取り組む役者魂を目の当たりにしました」。撮影は深夜に及ぶことも多く、「スケジュールや健康管理が大変でした」。超音波機器など同クリニックの物品も撮影セットとして使用されている。
公開される映画について「生命の尊さを問い、大きな感動を描いている。全ての女性とその男性パートナーに観て頂きたい。また、不妊や代理母出産などについて、一人でも多くの人が考えるきっかけになれば」と話している。
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