地域住民が開所祝う 奈良消防出張所
住民が見守る中、出動演習を行った
奈良・こどもの国地区に新設工事が進められてきた「奈良消防出張所」（奈良２の37の１）が今月５日に開所。13日、地域住民ら約70人が施設見学を行い、開所を祝った。
同出張所は、区内の消防出張所の配置バランスを考慮するとともに、奈良地区の人口や防火対象物の増加に伴って新設。区内６カ所目となる同施設の開所によって、青葉消防署管内での配置バランスが全て整った。
配置されたのは、所長以下13人の消防隊および、水槽付小型消防車１台、消防機動二輪車１台。また、地域での防災・防犯活動拠点として、「安全安心ステーション」ほか、正面には不審者などから身を守る「緊急避難ボックス」が設置された。いずれも区内では青葉台に続いて２カ所目。
訪れた住民らは、２階建ての施設を見学した後、新しく配置された消防隊員による出動演習を見学。「念願の消防施設。震災後、防災への意識が高まっている。自治会の防災訓練で安全安心ステーションなどを利用したい」と期待を込める。
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