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年間約6000人が罹患する 歯科レポート 「口腔がん」と歯科治療の関係
年間約6000人がかかり、その内の約3000人が死亡しているとされる「口腔がん」。近年、日本歯科医師会と国立がんセンターが歯科医療分野で連携を発表するなど、各関係団体は口腔がん対策に力を入れている。今回、独自の先進治療を行う「医療法人 究修会『山下歯科医院』」の山下修院長に「口腔がんと歯科治療の関係」について話を聞いた。
口の中全体が口腔で、この中にできるがんが「口腔がん」。口腔がんは、舌、歯肉などできる箇所によって「舌がん」「歯肉がん」「口蓋がん」などに分類される。「発生頻度は、がん全体の1〜3%程度なので、ほかのがんに比べそこまで心配は要りませんが、定期的な歯科健診で口腔内を清潔に保つことが必要です」。
自覚症状のない初期段階
初期段階の口腔がんは痛みが少なく、痛みが出た時にはすでに進行しているケースも見られる。「医療技術の進歩で初期症状のうちに早期発見すれば、簡単な治療で症状を改善することも可能だと言われています」。口腔内の痛み、しこり、腫れ、出血、歯のぐらつきなど気になる症状がある場合は「かかりつけ医」に相談することが望ましい。
リスクを抑える
同院では口腔がん、歯周病など口腔感染症のリスクを抑える歯科治療を行っている。「口腔内環境を清潔に保てば、口腔がんや全身疾患のリスクを抑えることに繋がります」。山下院長は20年程前から全身疾患に着目した歯科治療を進めてきた。同院では、がん発生の要因ともなる歯周病菌など、口腔内細菌を死滅させる「タンパク分解型除菌水」を歯科治療に導入。「除菌水を使用した治療で、口腔内を清潔にすれば、健康に過ごすことが出来ます。気になる方はかかりつけ医へ相談してください」。
「口腔がん相談」も実施
11月23日(祝)(午後1時〜3時半)藤が丘地区センターで、青葉区歯科医師会所属医師による「お口の健康チェック」が行われる。同時開催で「口腔がん相談」も実施。参加無料。
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