140周年、地元で祝う 谷本小周年記念祭
今年創立140周年を迎えた谷本小学校(田中公明校長)が、16日、地域の人を招いた周年記念祭を行った=写真。主催は創立140周年実行委員会。
同校が管理する「谷本の森」の探索や校庭のシンボルツリー・ヒマラヤ杉登り、大声コンテストなど卒業生中心に企画が行われ、記念祭を盛り上げた。
また、やんやんバルーンクラブが主催した熱気球飛行体験は、旧校舎のあった下校庭で実施。熱気球が浮かぶと、観客から歓声が上がった。第1弾の飛行体験では、卒業生らが搭乗。地上20メートルから、以前通っていた校舎跡地を眺め、想い出に浸っていた。飛行体験した同校卒業生の小島一郎さん(87歳・藤が丘在住)は「自分の生まれ育った地元を気球から見ることができてよかった。気分爽快で感動しました」と懐かしんだ。
「地域支える大人に」
谷本小は高低差のある地形に位置し、上下、二つに分かれる校庭が「谷本の森」でつながれている。1874年に現在の下校庭に木造校舎を建設。1972年に現在の上校庭に校舎が移転した。下校庭に「二宮金次郎像」があるのは、当時の名残だという。
学校の特徴でもある「谷本の森」は2004年から整備を開始。教師やおやじの会、児童らが下草刈りや土止め工事を行い、生物観察や憩いの場として児童らに活用されている。
田中公明校長は「地域の方に支えられている学校。今の子どもたちも、卒業後は、地域を支える大人に成長してもらいたい」と話している。
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