退職後こそ地域のために 第6回 地域サークルの世話役 近藤 恒夫さん
堀川(以下「堀」)―ご自身が元気になると同時に、地域活性化もしようと動かれています。なぜそんなに元気なのでしょう。
近藤(以下「近」)―目標を持っていることです。忙しくて風邪を引いていられないというのもあります。料理が好きなことも、栄養をよくとるという意味で健康管理になっていますね。一般的に退職後は家族から「のんびりしなよ」と言われることが多いようですが、実は退職後の1年をいかに動くかが勝負。地域のためにエンジンをかけるときです。地域に溶け込む努力も必要でしょう。そう動いているうちに、新しい自分を発見できるんです。
堀―エンジンがかかったきっかけは?
近―退職後、偶然始めた山登りでした。その1年間は山ばかり登っていましたね。その後、ボイストレーニングや朗読などにも挑戦し、いろいろなサークルで先生にご指導いただきました。それが現在の世話役という立場につながっています。
堀―活動の一つである昨年の企画、青葉区文化・芸術(オペラ)講座は大盛況だったようですね。
近―講師のお話と映像でオペラの魅力に触れてもらおうと企画したところ、定員60人の応募に130人の応募がありました。来年も企画をしていますので、抽選にもれた方もぜひ。
堀―これから地域を活性化させるにはどうしたらよいとお考えですか?
近―こうした地域活動に参加することで、友人を増やし、良い意味で「群れ」の中に入って生活をすることが活性化につながると感じています。将来、小学校の空き教室や個人のお宅を利用して、交流の場を開いたりすることも考えています。人生100年と言われる時代、これからが本番です。
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