ホテルや旅館などの火災に対する安全性を証明する「適マーク」の交付式が9月25日、青葉消防署(齋藤俊彦署長)で行われた。市消防局が、区内のホテル「青葉台フォーラム」に交付。区内では唯一となる。
同ホテルは、17年前にオープン。宿泊者のほか、自治会関連の会合などでも利用されるなど、地域の住民も立ち入る施設となっている。10月1日には、青葉区と「災害時の帰宅困難者の受け入れ」に関する協定も締結した。中山陽一郎支配人は「設備面だけでなく、火災や災害時に備えたシミュレーション訓練も行い、いざという時に備えている。これを機に、防災意識をさらに高めていきたい」と話した。
齋藤署長は「利用者が安心できるように、努力を続けてほしい。青葉台の防災拠点でもあるので連携もしていきたい」と地域への協力を求めた。
「適マーク」は、2003年に一度廃止されたが、2012年5月に発生した広島県福山市のホテル火災を受け、消防庁が復活させ今年度から全国一斉に始られめた取り組み。ホテルなどからの申請を受け、消防機関が審査。消防法令や建築基準法に適合している場合に交付される。同庁では新たに「表示マーク」と称しているが、横浜市では、以前の呼称のまま「適マーク」としている。
交付対象となるのは、収容人員が30人以上で、階数が3以上の宿泊施設。今回、市内58のホテルや旅館などに交付された。施設内に掲出して利用者に知らせる。
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