全校児童が一堂に＝同署提供
区内の小学生の交通事故をなくそうと青葉警察署は10月16日、藤が丘小学校で全校児童を対象にした交通安全教室を開催した。
同署が区内の全小学校で行っている自転車教室「チリリンスクール」の一環。数年前に同校の児童が巻き込み事故の被害に遭っていることから、自転車だけでなく死角や巻き込みに関する内容も追加された。児童約６３０人が参加した。全校児童を対象とするケースは珍しいという。
この日は、死角と巻き込みについて実演を交えて解説。児童らは、人に見立てた段ボールが車にひかれる様子に驚きを見せていた。そのほか歩行訓練や自転車教室など、学年ごとの課題に合わせた授業が行われた。
児童からは「とても勉強になった」「今度から死角に入らないように気をつけたい」といった感想が聞かれた。交通課の宰田充人警部補は「最近は小学生の自転車事故が増えている。まずは親が見本となって交通ルールを守ってほしい」と話している。
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