カレンダーを手にする栗林さん
日本各地のクリエイター約８００組が参加する「マチオモイ帖プロジェクト」と、ゆうちょ銀行がコラボした「マチオモイカレンダー」がこのほど完成。荏子田在住の栗林孝之さんの作品が掲載されている。
同プロジェクトは、クリエイターが自身のふるさとや縁ある土地への思いを冊子などで紹介するもの。２０１１年にスタートし各地で展覧会等が行われてきた。プロジェクトに共感した同行とのコラボは13年版から実現。15年版には、モチーフとなった地域の近隣にある郵便局が街を紹介するページも盛り込まれた。
デザイン会社を営む栗林さんは、20年以上荏子田に在住。毎朝愛犬と地域の公園を散歩するうちに、枯れ葉や小枝を使ったアート作品を作るようになった。12年には同プロジェクトから枯れ葉アートで荏子田への思いをつづった「えこだ帖」を発行。今回はその中から作品が選ばれた。
「散歩することで見えてきた街の素顔と、そこから生まれた素朴なアートがマチオモイカレンダーにぴったり」と制作委員会は選定理由を話す。栗林さんは「とても光栄でただただうれしい」と笑顔。荏子田地域を紹介するすすき野郵便局の金子浩之局長は「紅葉が素晴らしいこの地域で作られたアートに感動した」と話す。カレンダーは各郵便局で配布中だ。
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