梨の開花に合わせて、青葉区内各地の浜なし農家では授粉作業が行われている。晴れ間がのぞいた4月9日、田奈町で田奈農園を営む土志田武さんは「例年(4月の)10日前後には花が満開になるが、今年は少し遅い気がする。授粉作業は花が落ちる前までが勝負」と作業を進めていた。
同園では豊水や幸水など成木40本を育てている。成長した梨の実が枝などにあたり傷がつかないように、受粉する花を選定。耳かきのような凡天(ぼんてん)と呼ばれる道具で、白い花に染料と花粉を混ぜたピンク色の粉を丁寧に付けていく。土志田さんは「連日の雨と冷え込みで作業が少し遅れている。今年もしっかり実ができれば」と期待を込めた。
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