神奈川県は11月15日、技能者等表彰を西区の県立音楽堂で開催した。青葉区からは卓越技能者としてハム・ベーコン・ソーセージの製造者で、青葉台の「シュタットシンケン」などを展開している中山一郎さん=写真=が認定された。
同表彰は優れた技術・技能を持つ県内の技術者を表彰するもので、卓越技能者、優秀技能者、青年優秀技能者を表彰するもの。特に中山さんが認定された卓越技能者は25年以上のキャリアがあり、県内で第一人者と目されていることが条件で、「神奈川の名工」と称されている。
中山さんは長年、食肉卸業に従事し、肉の品質を見極める能力に加え、製造工程の温度管理や、肉を練る際に加減を計算する式の発明など高い技能を持つ。また、ドイツのコンテストで金賞を受賞するなど高い技術評価を受けている。
中山さんは「長い間安全・安心な製品作りに没頭してきたことを認められてうれしい。一般向け、飲食店向けに製造の指導をしているが、手作りで安全なソーセージを食べられる場所を増やすことで、食肉加工業界の発展につながれば」と話した。また、「これからも新しい商品を開発していきたい」と意欲を語った。
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