1978年4月1日に誕生した横浜市立美しが丘東小学校(井上由美子校長)。40周年を迎え、11月18日に記念式を執り行う。たまプラーザの街の発展と共に年月を重ねてきた同校。その歴史を振り返る。
たまプラーザ駅が1966年に開業し、住宅地として大きく変化を迎えた美しが丘。68年にたまプラーザ団地ができるなど急速に人口が増える中、69年に設置されたのが美しが丘小学校だった。街の発展と共に児童数は増加の一途をたどり、73年には現在の美しが丘中学校の地に北分校を設置。美小に1・2・6年、北分校に3・4・5年が通う横浜一の大規模校だった。美東小の創立10周年記念誌によると、当時美小の学級数は50を越し、2000人の児童がいたという。そんな背景を元に独立の機運が高まり、誕生したのが、美東小だった。
78年に開校した美東小だったが、校舎は北分校を仮校舎としてそのまま利用。同年12月に現在地に新校舎ができると、1年生から4年生は本など手に持てる荷物を持って、また、5年生、6年生は机やいすなど大きな荷物の積み込みをして校舎の引っ越しを行ったという。12月23日には新校舎落成記念式を挙行し、合わせて校章も制定された。仮校舎はそのまま美しが丘中学校の校舎として今に残っている。
校章は、絶えない緑に美と東が重なって、調和ある学校に成長するよう、児童一人ひとりが、知・情・意の調和ある健やかな人間の成長を願って制作されたもの。当時の横浜市教育委員会指導主事、浅見信夫氏がデザインした。
仲良く、夢中に
この40周年の節目を祝おうと記念キャラクターの「フォービー」を児童が作成し、5月に行われた運動会など各種行事に登場させてきた。また、同校の児童会が40周年記念のテーマとして「つなげよう美東の輪 ひろげようみんなの夢」を決定。友達と仲良く、勉強も体験する学習も遊びも、夢中になって取り組んでいこうという気持ちを込めて今年度の活動を続けてきたという。
11月18日に行われる記念式では美中吹奏楽部のコンサートが行われるほか、同部の伴奏で校歌を全校児童で歌う予定だ。また、その後に行われる記念音楽会では全学年が歌や合奏を発表。練習を重ねてきた成果を披露する。午後には地域住民らを招いた記念式典と祝賀会も催される。
卒業総数3239人
昨年度末までに美東小を巣立った児童は3239人。現在の美東小には444人の児童が通っている。学校教育目標として「豊かな心 大きな夢 つなげ広げる 美東の子」を掲げ日々を元気に過ごしている。
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