「すすき野中学校支援会」(志村功三会長)が12月7日、文部科学大臣表彰を受けた。同校の生徒の豊かな体験や成長を手助けする組織的な体制、継続的な活動が評価された。
この表彰は、地域と学校が連携した活動など「地域学校協働活動」の中で、模範となる団体に対して文部科学省が行うもの。全国で150団体が受賞する中、市内では同支援会を含む2団体が選ばれた。
同支援会は、地域住民が学校の要望に応えるボランティア活動を行っていたものを、2011年度に組織化。現在は30代から70代までの幅広い世代の75人が在籍している。活動では学校に併設されたコミュニティハウスで、週に2度生徒に勉強を教える放課後学習支援を実施。また、生徒が帰った後の校内巡回パトロールや、体育大会への協力、進路模擬面接、部活動支援、弁当販売ボランティアなど多岐にわたる。
同校の高良理校長によると「学校がしてほしいことに応えてくれている。教員の負担軽減なども担ってくれている」と語る。そのほか、希望する生徒が一緒に地域活動をするなど、良好な関係も築かれているという。「自分でも役に立てるということを生徒が実感できるのはありがたい」と高良校長。
同支援会の志村会長は「学校側の理解もあり、継続して活動が行えている」と話し、受賞について「もうびっくり。みんなも喜んでいる」と語った。
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