神奈川県神社庁横浜三支部連合は6月4日、五穀豊穣を祈る神事「御田植祭(おたうえさい)」を青葉区田奈町の水田で行った=写真。
40年以上続く伝統行事として中・南・北の横浜三支部関係者らが集合。今年は中丸清美さん(神明社/泉区)が神事を司り、用意された祭壇で祝詞を奏上。その後、水田を祓い清め、実際に苗を植えることで五穀豊穣を祈った。
米は200kgほどの収穫を見込む。秋には「抜穂祭(ぬいぼさい)」として収穫神事を行う予定で、収穫した米は「神饌米(しんせんまい)」として伊勢神宮(三重県)の「神嘗祭(かんなめさい)」に奏納される。そのほか、市内の宮司がいる70社にも届けられるという。
水田は神鳥前川神社(豊浦崇男宮司)の世話人、松本瞳さんから借り受けて管理。毎年神饌米を育てる「神饌田(しんせんでん)」として神事が行われ、今年で10年目を迎えた。
神事を終えた中丸支部長は「天候が心配だったが晴天になり良かった」と話し、「農業の恵みは必要不可欠。祈りを通じて実り多くなることを願いたい」と話していた。
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