NHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門に出場した、元石川高校・放送部3年生の渡邉悟さんが、7月26日にNHKホールで行われた決勝戦に進出し、「優良」を獲得した。同賞は、優勝、準優勝、優秀に次ぐ賞。6月に行われた都道府県大会の朗読部門参加者は5992人で、全国大会決勝には渡邉さんを含む10人が勝ち残っていた。
「夢見心地で入賞を実感できなかったが、今は部活を3年間続けてきてよかったという気持ち」と渡邉さんは喜びを語る。
同コンテストは、高校放送部が日頃の校内放送活動の成果を6部門で競う大会。全国大会は3日間で、準々決勝、準決勝、決勝を1日ずつ実施した。朗読部門は都道府県大会を通過した294人が参加。都道府県大会と同じ指定作品から1冊を選び、抽出した一部を2分以内で読むルールで、準決勝からは共通課題も追加される。
渡邉さんは夏目漱石の『文鳥・夢十夜』を選択。準々決勝で「発声がよかった」「読むテンポがよかった」と評価されたが、準決勝では、同作朗読中に「7時」の発音を失敗。「目立つミスでもう決勝は無理だろうと本番中に頭を切り替え、残りは自分が読みたいように読もうと思った」というが、結果は決勝進出だった。「力が抜けて良かったのかも」。決勝でも、緊張せずに楽しんで読めたという。
全国大会前には神奈川県内出場者らとの合同練習等を通じ、改善を図ってきたという渡邉さん。「自分は努力しないとできないタイプ。コツコツ練習したから入賞できたと思うので、将来やりたいことがあったときも経験を生かしたい」と語った。
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