あおば支援学校の校歌の作詞・作曲を手掛けた柿の木台在住の松本有理江さん=人物風土記で紹介。ピアニストである松本さんは、オーストリアのウィーン国立音楽大学の講師として指導にあたり、一昨年に帰国。青葉区内での地域活動の縁から今回、初の校歌の作詞・作曲を務めた。
校歌の歌詞は、同校の生徒や保護者、地域、教職員からのコメントをもとに松本さんが制作。曲は聞けばポジティブになれて卒業後も懐かしくなるようなメロディーを目指したという。こうして完成した「学び舎あおば」は「子どもたちが先生、家族、地域の方々から愛し愛される存在として自信と希望を持って歩んでいく姿を描いた」と話す。
また、障害によって発話ができない子どもたちも校歌の音楽に参加できるようにと考え、制作したのが「Happy!」だ。歌うのは難しい場合でも、楽器を持って参加できるようにし、聴くと身体を動かしたくなる曲調に。歌詞には子どもたちに将来も口にしてほしいエネルギーのあるポジティブな言葉を選んだ。
「子どもたちとの練習も楽しい時間だった」と振り返る松本さん。「先生、地域、子どもたちの思いを紡ぎ、優しい気持ちを受け継いでいってもらえたら」と語った。
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