青葉スポーツセンターでの集団接種の様子＝５月
横浜市は９月17日、新型コロナウイルスワクチンの若者への接種を促進するため、当初の計画を前倒しした「加速化プラン」を発表した。深夜から早朝に接種できる会場を新たに設置するほか、ＬＩＮＥによる予約システムの運用を開始した。これまで全世代の７割が２回の接種を終える時期を11月末としていたが、今回のプランで「10月末までに全世代の８割が接種できることを目指す」と”上方修正”した。
中区と南区に
発表したプランでは、関内駅そばの関内中央ビル（中区真砂町２の22）に「横浜市若者向けワクチン接種センター」を新設する。対象は市内在住の16歳から39歳まで。10月から６週間、火曜日から木曜日と土日の午後２時から９時まで開設し、金曜日は午後４時から11時まで開設する。１日１０００人程度の見込み。
深夜から早朝にかけて実施する会場は、横浜市立大学附属市民総合医療センター（南区浦舟町４の57／市営地下鉄阪東橋駅徒歩５分）に新設する。対象は市内在住の18歳以上。10月から６週間、金曜日と土曜日の午後10時から翌午前７時まで開設。１日１２０人程度。どちらもワクチンはファイザー社製。予約方法は今後発表する。
16日からは従来の予約に加え、無料通信アプリＬＩＮＥを活用した受付も開始した。市のＬＩＮＥ公式アカウントを「友だち登録」して利用する。このほか、11月中にコロナ専門病院の開設をめざすほか、抗体カクテル療法専用の病床の確保や自宅療養者へのステロイド投薬療法の実施、識者らによる助言や提案を聴取するアドバイザリーボードの開催にも取り組む。ワクチン接種に関する問い合わせは市コールセンター【フリーダイヤル】０１２０・０４５・０７０
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