東急バス(株)が青葉区内で運行している路線バス「た41系統」(たまプラーザ駅〜虹が丘営業所)で、乗客と貨物を同時に運ぶ「貨客混載」が4月から行われている。
この事業は同社が進めているもので、今回が第1弾。沿線にある「パンステージ プロローグ」=美しが丘西=で製造したパンを、保木停留所からたまプラーザ駅まで輸送し、別店舗「プロローグ パサージュ」=美しが丘=のスタッフに引き渡すというもの。バスの前輪上部のデッドスペースを活用し、1日1便から2便運ぶ。時間帯は固定していないが朝夕のラッシュ時は避けて輸送している。
貨客混載は過疎地や長距離バスでは増えつつあるものの、都心部では少ない。実施前に3カ月半にわたって実証実験も行われ、コロナ禍で利用者が減少している路線バスの新たな収入源の確保や生産性向上が図れたほか、店舗側においても輸送に伴う人員や時間の節減、輸送時の事故リスク低減につながるなどの利点があったという。
同社は同事業の拡大を予定しており、「総交通量削減による二酸化炭素排出量削減を目指し、サステナブルな社会づくりに貢献していく」と話している。
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