2月23日の緑区・文化芸術体験ワークショップで講師を務める 小市 亮二(こいち りょうじ)さん 中山在住 44歳
表現する面白さ 伝えたい
○...感興の赴くままに、クレヨンと絵筆と心を動かす楽しさを―。2月23日(金)、みどりアートパークで緑区・文化芸術体験ワークショップ「えのぐとクレヨンでおもいっきりあそぼう!」が開催される。3〜6歳の子どもたちが段ボールをキャンバス代わりに、思いのままに表現を楽しむ。「表面がガタガタしていたり、すーっと滑るように描けたりして、描き心地自体も楽しめる。表現することの面白さを伝えられれば」
○...区内に生まれ育った。幼少期から創作が大好きで、菓子の空き箱でラジカセのような作品を作るなど、アイデアを駆使して楽しんだという。東京造形大学では主に彫刻を学び、卒業後には同大で助手として勤務。転機となったのは、美術のワークショップでさまざまな子どもと制作を経験したときだった。「自分に一番合っていて『これだ』と感じた」。以後、2011年に区内で「美術造形教室ぷらすあーと」を開設。現在は未就学児から高校生まで多くの子たちに、日々創作の面白さを伝えている。
○...家庭では小学6年の息子を育てる父親の顔。「ぷらすあーと」で講師を務める妻と共に子育てを楽しんでいる。教室内には、数々の画材などを収納する棚がずらり。そのほとんどが「自分で作ったものです。趣味はDIYかな」。無いなら、つくる。地元に教室を立ち上げたのも、そうした発想が根幹にあるからだという。
○...ぷらすあーとでは、教え子たち各々の個性を大切にしながら「人と違ってOK。自己表現する大切さを子どもたちに伝えたい」との思いで活動している。今後も「子どもたちに向ける眼差しの感度を上げていきたい。そのために自分もいろいろなものを見て感性を磨いていければ」。
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