十日市場町にある「いっぽ」で「手話のしゃべりば」を企画した 泉 紗代さん 長津田みなみ台在住 40歳
手話でつながり、深める絆
○…緑区地域子育て支援拠点いっぽで月1回実施されている「手話のしゃべりば」。子育て中の母親などが集まり、手話を通じて地域の情報交換のほか、育児に関することなどを語り合い、交流を深めている。自身は3歳のときから耳が聞こえなくなったといい、5年ほど前から始めた同企画について「区外から参加する人もいる。街で会ったときにあいさつし合える人も増えてきてうれしい」と手話で思いを語る。
○…愛知県に生まれ育った。「体を動かすことが大好き」で、中学時代は卓球部、高校時代はバスケットボール部で汗を流した。専門学校で医療事務について学んだ後、愛知県内の自動車メーカーで事務の仕事に励んだという。結婚を機に横浜市へ。緑区については、アピタ長津田店を訪れた際、幼い頃から知っている愛知県の食べ物が売られているのを見て「親近感があって、ほっとした」という。
○…家庭では2人の息子を育てる母親。日々奮闘しながらも育児を楽しんでいる。また、趣味として、手話のできる先生が指導するスイーツ作り教室に通い、腕を磨いている。キャンプも好きで、山梨県などによく訪れるのだとか。「キャンプをしながら全国に行ってみたい」との思いもあるという。
○…自身が企画した交流活動は「手話のしゃべりば」だけにとどまらない。子どもたちがゲームなどを通じて手話で交流を深める「子ども手話 夏まつり」なども企画。いっぽの主催で行われており、今年は7月27日(土)に開催される。自身は「市には子どもたちに手話を広める取組が少ない」と感じており、だからこそ今後も、地域とのつながりを大切にしながら、手話での交流活動を継続していくつもりだ。
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