緑区出身の落語家で、関内ホールで開かれる寄席に出演する 三遊亭ごはんつぶさん(本名:岸 れいじゅ(怜樹)) 都内在住 27歳
ハマに追い風 進む芸の道
○…「自分で楽しみを見つけるのが好き。楽しむために皆を巻き込んでいるのかも」。迷いのない語り口に、落語家としての芯の強さが垣間見える。6月12日(水)、関内ホールでの寄席「ここらの4人〜真打への道〜」に出演する。2月に同寄席の高座に上がった際、市内出身の落語家を応援しようと会場を埋め尽くした観客の姿に胸を打たれた。この寄席を「大切にしていこう」との思いが定まり「次もネタ選びから全力を注ぎたい」。放つ言葉が熱を帯びる。
○…緑区に育ち、小学生のころ、コントのネタを書いては校内で度々披露していた。高校時代は漫才コンビを組み、賞レースに出場。「納得のいく出来だった」が、いつしか相方は漫才よりも大学進学の道へ。自身は芸人になると心に決めていたため、葛藤から眠れない夜が続いた。
○…落語との運命の出合いは突然訪れた。高校2年の時、睡眠のためにと「眠くなる動画」をYouTubeで検索。たまたま表示されたという落語の動画を再生し、衝撃を受けた。たった一人で会場に笑いの渦を巻き起こす話芸。「面白い。これだ。悩む道無し」。その晩のうちに落語家になると決心した。
○…武者修行の気持ちで1年半ほどニュージーランドでの生活を経験した後、20歳で三遊亭天どんさんに弟子入りした。見習い、前座を経て2022年に二ツ目に昇進。都内を中心に高座に上がる多忙な日々を送っている。休日は時折、仲間とバレーボールを楽しむほか、映画鑑賞も。特に心を揺さぶられた作品は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」だ。今後は真打を目指しつつ「声優にも挑戦したい」。聞き心地の良い声と巧みな演技力。天賦の才に努力も重ね、無二の芸を追求していく。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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