さいたまスーパーアリーナで12月13日と14日に行われる「第42回マーチングバンド全国大会」に港南区内から小学生の部に2チーム、一般の部に1チームが出場する。3チームはいずれも同大会の常連チームで、今年のパフォーマンスにも期待がかかる。
同大会は(一社)日本マーチングバンド協会が毎年開催しているもの。港南区からは県大会、関東大会を経て、小学生の部に「小坪小学校金管バンドBLUE ROBINS」、「下野庭小学校マーチングバンド」の2チーム、一般の部に「YOKOHAMA ROBINS」が出場する。小学生の部は13日、一般の部は14日にそれぞれ開催される。
出場21回目の小坪小
小編成部門に出場する小坪小は、21回目の全国大会出場。3年生から6年生まで38人のメンバーで映画「海の上のピアニスト」の楽曲を披露し、「波の演出など、海をイメージしたショーになっている」と秋元美咲教諭。部長の磯野里江さん(6年)は「基礎練習を大切にしてじっくり取り組んできた」と話し、「関東大会ではみんな緊張しすぎてしまった。全国では楽しんで演奏し、それが伝わるようにしたい」と話した。
15年連続の下野庭小とヨコハマロビンズ
2年生から6年生まで72人を擁する下野庭小は、51人以上の「大編成」部門に出場。15年連続出場となる今年はビバルディの「四季」で臨む。同校の川端大介教諭は、「弦楽器の曲でメロディーが繊細なため、マーチングで表現するのは難しい」と話す。だが「技術面でも気持ちの面でも、子どもたちは難しい要求に応えてくれている」と手応えを語る。部長の浅倉如生(ゆきな)さん(6年)は「今までで1番良いショーを見せたい」と意気込みを話している。
また、一般の部への出場が今年で15年連続となるヨコハマロビンズは中学生から社会人まで134人のメンバーで構成。ミュージシャンのコンサートや映画にも出演するなど多方面で活躍している。
代表を務める米谷(よねたに)学さんは、教諭として赴任した小坪小、下野庭小でも以前マーチングの指導に当たり、全国大会に導いてきた経歴も。チームの平均年齢は19歳ほどで、「若さを生かしたスピーディーな展開と、繊細な音楽表現が強み」と米谷さん。これまでの最高位は2位だが、千夜一夜物語を題材にした「シェヘラザード」のショーで念願の日本一を目指す。
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>