子育てや助け合い
芹が谷で活動する母親同士のグループがこのほど、芹が谷に親子の居場所となる新拠点を開所した。同拠点は永谷地区社会福祉協議会が進める福祉ネットワーク事業の拠点としても活用され、子育て支援と住民相互のたすけあい活動の場として活用していく。
この母親同士のグループ「芹が谷コミュニティ てとてと」(植木美子代表)は2011年に発足し、町内会館や地区センターなどで定期的に親子の居場所となる広場などを開催してきた。14年からは「せりぎんタウン」内に拠点を置き活動していたが、15年3月以降は同所を離れ、再び各施設を巡回していた。代表の植木さんは「やはり活動拠点を持ちたかった」と明かす。
福祉ネットワーク事業は、地区社会福祉協議会が主体で進める住民相互の助け合いボランティア活動。永谷地区社協(若林諭会長)では9町内会がそれぞれ独自に活動し、住民から寄せられる日常のささいな困りごとに、各町内会に1人いる担当者が相談窓口となって応じていた。
同事業の担当者でもある植木さんは「単独ではなく、町内会同士の連携が必要」と考え、てとてとも含めた新たな拠点整備について若林会長に相談を持ちかけたという。
若林会長は「拠点があれば地域により周知され、担当者同士の情報交換の場にもなる」とし、連合町内会の協力も得て自身の所有する物件を活用する形で、新たな拠点整備に向けて動き出した。
話し合いから約1年経った今月5日、てとてとが運営する「陽だまり」と、永谷地区社協の「永谷たすけあい広場」の2機能を併せ持つ1つの新拠点が、芹が谷に開所した。
植木さんは陽だまりを「親子の居場所やサークル活動、育児と介護を同時進行で行うダブルケア活動の話し合いの場にもしたい」と意欲を示す。
若林会長は永谷たすけあい広場を「住民が気軽に立ち寄り困りごとを相談できるだけでなく、それを支援するボランティアが地域で生きがいを見つけられるような場にもしたい」と話す。
同所は火、水、木曜の午前9時30分から午後2時まで開所。問い合わせは、てとてと(【携帯電話】080・9877・7266)へ。
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