港南区役所はこのほど、2016年度の予算を発表した。前年度に引き続き予算編成のテーマは「つながりはぐくむ ふるさと港南」。区役所の自主企画事業として、公道の階段に手すりを設置する「歩行者サポート」に300万円を計上した。
区役所が地域の課題やニーズにきめ細かく対応できるように独自の事業を展開する「自主企画事業」には全体で1億831万円を計上した。前年度の約1億1061万円よりも減少した。
予算対象となる分野をまとめてテーマを設け、▽災害対策などの「安全・安心のまちづくり費」に2617万円▽健康推進やスポーツ振興などの「一人ひとりが自分らしく元気に暮らせるまちづくり費」に1545万円▽子育て支援や交流事業などの「子ども・青少年が健やかに育つまちづくり費」に2175万円▽美化活動や生活環境改善などの「住み続けたいまちづくり費」に1652万円▽区政情報の発信などの「正確で丁寧な窓口サービスの提供費」に2842万円――を計上した。個別事業で最も予算規模が大きいのは、老朽化した区庁舎の維持や改修などの「快適区役所推進事業費」で1290万円。
今回の自主企画事業に予算を計上した手すりの設置費は通常、市道路局の予算で行ってきた。ただ、港南区は高齢化が18区中4番目で高齢者の人数が多く、住民からの要望に対して1年以上対応できない状況だったという。そのため今回、区役所の予算として計上した。
2016年度中に総延長120メートル分を設置する。これまでに住民から要望があった部分から手すりの設置を進めていくとしている。
そのほか、新たに自主企画事業費に計上したのは都市計画マスタープラン・港南区プラン改定事業費として107万円。
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