上永谷駅前の丸山台いちょう坂商店会(本間泰輔会長)がこのほど、第5回かながわ商店街大賞の準大賞を受賞した。2年前に歩行者天国イベントを始め、昨夏にコミュニティカフェをオープンしたことなどで「今後の継続的な活動が期待される」と評価された。
「県内に約700の商店会がある中で丸山台が選ばれたことは誇らしい。若いメンバーが試行錯誤しながらやってきたので、それが評価されたのもうれしい」。本間会長は活動を振り返り、受賞の喜びを語った。
神奈川県や県内の経済団体からなる実行委員会が主催しているこの表彰は、商店街の取り組みを紹介することで県内商店街の活性化を図るのがねらい。第1回からこれまで、元町エスエス会(中区)、横須賀市本町商店会(どぶ板通り商店街)、六角橋商店街(神奈川区)など県内有数の商店会が大賞に名を連ねる。
今年は14商店街がエントリーし、大賞には上溝商店街(相模原市)が選ばれた。準大賞には丸山台商店会のほかに東林間商店街(相模原市)が選ばれた。
若手商店主らに期待
公益社団法人商連かながわの担当者は、丸山台の選定理由について「3年前に商店会役員が30〜40代に若返ってから、歩行者天国イベントの実施やコミュニティカフェのオープンなど、次々と新しい取り組みを始めている。今後の継続的な発展が期待できる」と話す。一方で、「大賞には取り組みの『継続性』が重要。丸山台の活躍はまだこの数年のことなので準大賞となったが、今後また大賞を目指してほしい」と期待する。
ホコテン開催で勢い
本間会長は「歩行者天国を実現できたことが大きい。その実績が商店会の自信にもなっていて、できるかわからないことでも面白そうなら積極的にやってみようという今の雰囲気を支えている」と話す。昨年も横浜市商連主催の企画に積極的に参加するなど着実に市内で存在感を示してきた。
また丸山台自治会や地元小中学校との関係も深め、今年3月に控える3回目の「丸山大(だーい)ホコテン」には、地域住民から楽しみにする声も聞こえるようになってきた。「みんなが楽しめるものにしたい。そのためにもより多くの人に商店街活動に関わってもらえるようにしないと」
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