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港南区・栄区版 公開:2022年11月17日 エリアトップへ

上永谷駅北側 市、乗合バスを実証実験 高齢の外出困難者支援

社会

公開:2022年11月17日

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ながなが号に乗り込む利用者=10月28日撮影
ながなが号に乗り込む利用者=10月28日撮影

 横浜市は港南区永野・永谷地区及び上永谷駅周辺において地域交通サポート事業として「上永谷駅北側予約型乗合バス(ながなが号)」の運行を先月から開始している。予約状況の需要に応じて運行する「デマンド型交通」で、市は来年3月17日まで実証実験を行う予定だ。

 永野・永谷地区は人口約1万5千人(約5千世帯)で高齢化率が約29・3%。今後も高齢化が進むとみられており、きめ細かい地域交通の充実が課題にある。戸建て中心の丘陵地で坂道が多く、道路も狭い傾向にありバス路線は走っているものの、外出が困難な人も少なくない状況だ。

 そこで、横浜市は持続可能な地域交通の実現を目指し、既存の地域交通をサポートする目的で10月から「ながなが号」を運行している。港南区永野・永谷地区に居住する65歳以上の住民を対象に利用者を募り、同地区に根ざした交通サービスの検討・事業化へとつなげる狙いがある。

 実証実験の運行事業者は、港南区丸山台に本社を構える湘南交通(株)。当初は同社のセダン型タクシーでの運行を想定したが、乗車人員を増やすために、ワゴン型の10人乗りの乗用車を使用することになった。ドライバー以外に8人の乗車が可能。複数回利用しているという70代の女性は「乗用車の運転をやめたので足がない。予約はスムーズだし、便利で助かる」と話している。

 利用はインターネットや電話で予約が必要(※事前の利用登録必須)。停留所は上永谷駅や南高校庭前、美晴台公園など42カ所が設定されており、希望日時や場所、人数を予約するとAI配車システムが複数を取りまとめ、ルートやスケジュールを柔軟に決め運行する仕組みだ。時間は平日午前10時から午後5時まで(※土日祝、年末年始は運休)。1人1回の乗車で400円。

 ながなが号の利用登録会が11月17日(木)、25日(金)に東永谷地区センター2階中会議室で行われる。各日午前9時半から1時間程度の予定。事前申込不要でスマホを持参(※スマホのない人も登録可)。市道路局担当者は「一度、是非利用していただきたい」と話す。

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