神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2011年8月4日 エリアトップへ

30年前からの伝言 桜岡小でタイムカプセル開封

社会

公開:2011年8月4日

  • LINE
  • hatena
30年前に書いた作文
30年前に書いた作文

 創立100周年を迎える桜岡小学校で7月23日、30年前に校庭に保管したタイムカプセルの開封が記念事業の一環として行われた。

 タイムカプセルは30年前、70周年を記念して校庭の日時計の台座内に保管されたもの。過去と未来を考える教材として、カプセルには将来の自分に宛てた手紙や絵画、紙幣などが封入されており、これを取り出す作業に当時の在校生や教員、PTAらが参列した。

 体育館で行われたセレモニーでは、厳重に密封されたカプセルの開封に苦労する一幕がありながらも、球体の蓋が開けられた瞬間には大きな歓声が沸き起こった。その後、同窓生は思い出の品を手に、旧友や恩師との旧交を温めていた。

 30年後の港南区をテーマにした作文で「港南区の名前がもっとかっこよくなっているでしょう」と書いていた当時4年生の渡辺睦さんは、「先生も友達もすぐに顔と名前が一致した」と嬉しそうに話していた。同じく5年生だった白鳥昭子さんは久々の来校に様々な記憶がよみがえったといい、「5年生の時に転入生が多く、6年時に急きょクラス替えがあった」と懐かしそうに振り返っていた。

 また、昭和58年から平成4年まで同小で教鞭をとっていた庄司三男さんは、「皆立派になり、こうやって成長していくんだと感慨深い」と、教え子との再会に終始笑顔を見せていた。

 当日は北海道など遠方からの同窓生を含めて約500人が来場したことについて、記念事業の田野井一雄実行委員長は「故郷があってないような時代だが、予想を超える多くの来場者に、桜岡小は地域の学校だということを実感した」と話していた。なお今回開封されたカプセルには新たに在校生の品物を詰め、再び保管されることが計画されているという。
 

30年ぶりの開封を待ちわびる同窓生
30年ぶりの開封を待ちわびる同窓生
教え子との再会に笑顔
教え子との再会に笑顔

港南区・栄区版のトップニュース最新6

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

桂台で高齢者買い物支援

横浜市・栄区社協ら

桂台で高齢者買い物支援

月1回”付き添い”同行

5月2日

平久井・齋藤ペア 日本代表に

杉浦紀子バトンスタジオ

平久井・齋藤ペア 日本代表に

選考会で実力発揮

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

栄区、50年後に半減

横浜市人口推計

栄区、50年後に半減

港南区は4割減少

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook