神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2012年12月6日 エリアトップへ

勝海舟の書 地域文化財に 永野小所蔵の3点が登録

公開:2012年12月6日

  • LINE
  • hatena
海舟の書を持つ岡田校長(左)と松本理孝副校長
海舟の書を持つ岡田校長(左)と松本理孝副校長

 今年120周年を迎えた横浜市立永野小学校が所蔵する勝海舟の書など3点が、11月22日に横浜市地域文化財に登録された。

 地域文化財とは、地域の人々が大切に守ってきた地域の歴史を知る上で必要な資料。今回登録されたのは、勝海舟が永野小の前身である「永谷学校」と揮毫した書のほか、同小の学校沿革史と、関係する書簡などの明治から昭和までの資料計3点。学校の設立経緯などを詳細に伝えるこれら資料群は、近代学校教育を知る歴史資料として貴重なもの。

 資料群のうち、海舟の書は永谷地域の寺子屋で教師を務めていた平野玉城(ひらのぎょくじょう)が、1879年に新築された永谷学校落成記念として師である海舟に依頼したもの。玉城は永谷学校でも教師を務め、地域教育の立役者として地域住民から慕われており、その没後には上永谷にある寺院、貞昌院に墓碑が作られた。この書は1947年に永野小学校と校名が変更された以降も、現在まで校長室に飾られている。

 沿革史は明治期から書き加えながら作成されたもので、寺子屋から学制発布以降の永谷学校設立、永野小となる経緯と当時の職員名が記されている。

 書簡は海舟の書の由来について記されており、1956年に玉城の孫から当時の永野小の校長宛に送られたもの。この書簡には玉城の顔写真も同封されていて、沿革史にあわせて綴じられている。

 永野小の岡田克己校長は「海舟は依頼されると気軽に書を書いていたよう。貴重な資料として認められ、嬉しく思う」と話していた。
 

港南区・栄区版のトップニュース最新6

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

桂台で高齢者買い物支援

横浜市・栄区社協ら

桂台で高齢者買い物支援

月1回”付き添い”同行

5月2日

平久井・齋藤ペア 日本代表に

杉浦紀子バトンスタジオ

平久井・齋藤ペア 日本代表に

選考会で実力発揮

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

栄区、50年後に半減

横浜市人口推計

栄区、50年後に半減

港南区は4割減少

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

京急百貨店

かみおおおかG.w.フェスティバル

https://www.keikyu-depart.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

港南区・栄区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook