栄区鍛冶ヶ谷の本郷ふじやま公園内にある古民家「旧小岩井家住宅」が9月10日から、かやぶき屋根と土間の改修のために休館となる。期間は12月中旬まで。
本郷ふじやま公園の古民家ゾーンに移築されている旧小岩井家住宅主屋は、江戸時代後期の1847(弘化4)年に建築され、元は鎌倉街道に面した鍛冶ヶ谷村(現・鍛冶ヶ谷町)にあったものだという。
屋根の改修は2010年にも行われたが、当時は棟(むね)と呼ばれる屋根上部の補修のみで、今回は当時手を入れなかった残りの部分について大規模な改修を行う。
主な改修点は屋根のコケの除去とカヤの補修。同公園運営委員会の事務局長を務める狩野亨さんによれば、「コケを放置するとカヤを侵食していってしまうし、経年によってカヤは抜け落ちるので、減った分を差し込む必要がある」という。
また今回の改修では、人の出入りなどで目減りした土間の打ち替えも行うという。改修期間中は主屋と周辺部分が立ち入り禁止となるため、主屋での茶道体験教室は休止。工作棟での体験教室や長屋門の見学は通常通り可能だという。
(問)公園管理運営事務所(【電話】045・896・0590)
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>