高島屋港南台店が8月16日の閉店を控え、さまざまな企画を展開している。「さよならセール」を実施しているほか、記念のフォトスポットも設置し、メッセージボードには36年間にわたって街と共に歩んできた同店の閉店を惜しむメッセージが掲示されている。
「港南台に高島屋がなくなるとさみしくなります。今までたくさんありがとうございました」「4世代でお世話になりました。5階のレストランが大好きでした」――同店1階の自由通路側ウィンドウには現在、そんなメッセージが掲出されている。閉店を惜しむ声や感謝の言葉がひまわりの花を模したカードに書き込まれている。
高島屋港南台店は港南台駅開業から10年後の1983年10月に開店。6フロア展開でファッションから雑貨、食品まで幅広く地域住民の買い物ニーズを支えてきた。だが90年代をピークに売上高は減少傾向となり、14年度以降は赤字続きに。19年2月期の売上高はピーク時(91年度)の約180億円の半分以下となる約80億円にとどまるなど厳しい状況が続き、同店を展開する(株)高島屋は昨年10月、同店の閉店を発表した。
港南台連合自治会の齊藤晴通会長は「港南台のランドマークのひとつだったので残念で寂しい。街のにぎわいを保つために皆それぞれが考えていかないといけない」と話した。横浜港南台商店会の安藤佳之会長は「賛助会員として支えて頂き、また街の発展に長年貢献されてきたことに感謝したい」と話した。
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