世代を問わず誰もが気軽に集える場として10月22日、コミュニティカフェ「icocca」(いこっか/港南区日野南6の29の17)が開店した。住民が中心となり、市の「まち普請事業」の助成を受けて整備した。
いつも誰かがいてお茶が飲める居場所を作りたい――。そんな思いで数年前にPTA活動を通じて知り合った池田邦子さんと鳥海知恵子さんが中心となり、整備を進めてきたのが「いこっか」だ。環状3号線をはさんで両側に住宅街が広がる日野南5〜6丁目には地区センターなどがなく、居場所づくりが課題となっていたという。
池田さんは介護福祉士の経験があり、鳥海さんは保育士の経験があるため、地域での高齢者や子育て世代への寄り添いの在り方について話し合いを重ねてきた。その中で、誰もが集える居場所づくりのための提案が昨年度、まち普請事業のコンテストを通過して市の助成を受けることに。また今年6月にはNPO法人「icoccaひのみなみ」を設立して体制を整え、地元にあった台湾料理店「茶舗リン」を改装してオープンを迎えた。「とりあえずやってみてから次はどうする?という日々」と鳥海さんは笑顔で明かす。
特徴の1つは積極的に地域住民の協力を得ながら運営するというスタイルで、ランチ用の小皿は地域に寄付を呼びかけて200枚近くが集まった。「地域の方たちが本当にいろいろと手助けしてくれる。でもそうやって関わって頂いて、みんなのカフェになったらいい」と池田さんは語る。営業は土日祝を除く午前10時〜午後4時。(問)【電話】045・367・9895
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