「まちだ観光フォトコンテスト2013」で市長賞を受賞した 松橋 繁夫さん 常盤町在住 66歳
レンズを通して町田再発見
○…「たいした写真じゃないから市長賞と聞いてびっくりした」。薬師池公園内で茅葺き屋根の手前に真っ赤な曼珠沙華、そして秋の澄み切った青空を1枚に収めた。題『曼珠沙華の咲く丘』は赤、緑、青のコントラストが素晴らしく、それが評価された。「もっと上手な作品がいっぱいあったのに。色合いを気に入ってくれたのかな」と謙遜する。「もっともっと上手くなりたいし、色々なものを撮り続けていきたい」
○…町田で生まれる。まだ市ではなく村で、辺りには畑が広がっていた。「ガキ大将だったかな」と当時を振り返る。チャンバラやベーゴマなど「どんな遊びもしたよ」と笑う。「村から市になった時、運動会の景品が少なくなったなと思った。村の時は、いっぱいもらえたからね」。高校卒業後、カメラ会社に就職。「別にカメラが好きだったわけではないけど、モノ作りは好きだったな」。品質管理、資材調達など営業以外は全て携わった。
○…カメラの好きな所は「自分の意志、気持ち、考えを伝えられることかな」。いつもコンパクトカメラを持ち歩き、”風景”を中心に撮る。気に入った場所があれば、一眼レフカメラに持ち替え、構図を練り、時間帯などを考慮して、その一瞬を待つ。「春と秋ばかり撮っているね。夏は暑いし、冬は寒いからね」と笑う。
○…本格的にカメラを手にしたのは退職後。それまでは「スナップ写真ばっかりだったよ」という。在職中はゴルフなどみんなで楽しめるものを趣味にしてきたが、「退職後は一人で楽しめるものを」とカメラを選んだ。「退職してから町田って色々素晴らしい場所だって知ったよ。働いている時は気が付かなかった」と長年町田で暮らしていたが、改めて町田の魅力を発見した。「これからの目標はサクラ。何年かかるか分からいほど難しいけど、いい写真を撮りたい」と目を輝かせる。「もっと素晴らしい町田を発見したい」
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