町田青年会議所が主催する落書きを消す「町田クリーン作戦」事業の委員長を務める 竹内 健さん (株)パブリック商会代表取締役 40歳
「行動を起こせば、意識は変わる」
○…「みんなが協力してくれ、輪が広がっていくことがうれしい」。町田青年会議所は今年2月から町田駅前を中心に、月一回のペースでシャッターなどに描かれた落書きを消している。1軒1軒落書きを消す承諾を得に行くと、「一緒にやろう」と回を重ねるごとに商店会や企業が参加するようになった。「行動を起こすことによって、皆さんの意識が変わってくれる。やりがいのある事業を担当できた」と身を引き締める。
○…青年会議所に入会したのは昨年1月。仕事のことで仙台にいる先輩に相談したところ、「もっと地元で仲間を増やして、相談できる人を探したほうがいいよ」とアドバイスを受け、入会を決意した。「色々な考えの人と触れ合うことで、経営のことも、私生活のことも刺激を受けている。入会して本当に良かった」と今まで見えていないことが多かったと感じた。
○…照明専門の会社を経営する。「それぞれの建物や部屋によって合う照明は違うんですよ」と仕事のことになるとより目を輝かせる。使用目的や使い勝手、省エネなど様々な要因を考慮して、その場所に合った照明を紹介する。LEDの普及で更にそのノウハウが要求されるようになった。「首相官邸にも納品しているんですよ」という。
○…「今年は青年会議所のことばかりで、従業員に迷惑をかけているけど、来年は本業をしっかりして、従業員をもっと幸せにしたい」。家族は奥さんと娘さん(8歳)と息子さん(7歳)。「趣味って言えることは無いかな。家族と一緒にいる時がホッとできて、一番好き」と笑う。青年会議所を卒業するまで残り半年。「まだまだやり残していることはいっぱい。落書きを消した後のことも企画し実現したいし、仲間からもっと色々なことを吸収したい」と意気込む。「もっと早く入会していればな」と残念がるが、「卒業しても地域貢献できるような人間になりたい」と抱負を語る。
|
|
|
|
|
|