11月1日に町田商工会議所の会頭に就任した 深澤 勝さん 図師町在住 56歳
縁の下で支えるリーダー
○…「身の引き締まる思いです」。7年半の間、町田商工会議所の副会頭として会頭を補佐しながら、町田市内の中小企業を支えてきた。会頭に就任し「5年先、10年先を見据えて、会員企業や町田市の発展のためにがんばります」と話す。「地域を良くしようとすることで、結果ビジネスも良くなっている。市内には各地域に結束が強いところが多く、そういう動きも応援していきたい」
○…本業では不動産業を営む。バブル崩壊後の1992年、36歳の時に独立した。周りの人からは「こんな時に独立なんてアホだ」と言われたことも。しかし「自分にはこのタイミングがチャンスだったんだ」と振り返る。子どもの頃から自分の会社を持ちたいと考えていた。たまたま勤めた不動産会社。「この業界でなら」と実行し、今では20人の従業員を抱える社長だ。
○…生まれも育ちも図師の「町田っこ」。幼少時代は山の中を駆け回って育った。「確実におりこうさんタイプではなかったね。ガキ大将でもなかったし。ガキ少将かな」とはにかむ。「勉強嫌いで特に熱中することもなかった」という高校時代や浪人時代はバイトに明け暮れ、肉体労働などいろいろやった。趣味はスキー。それとゴルフ。社会人になってから覚えて、今ではハンデ10の腕前。「でも忙しくなってなかなかゴルフをする時間が取れないな」。カラオケでは年に一度しかマイクを持たないが、歌うのは『5番街のマリー』と決まっている。「どうしても歌わなければならない時だけね」とまたはにかんだ。
○…「商工会議所はより開かれた場でありたい」。会員相互の絆を強め、情報の連携を取り、有益な解決策を提案できる組織を目指す。そのために職員のスキルアップ、そして「情報収集」と「発信」により一層力を入れる。「我以外皆我師也」が座右の銘。人の話に耳を傾け、縁の下から周りを盛り立て、組織一体となって魅力ある街づくりに励む。
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