成人式「二十歳まちだ2018」の実行委員長を務める 平山 雅也さん 金井在住 20歳
全員で楽しむ、それが一番
○…童顔でおっとりした雰囲気、語り口も穏やかだ。一生に一度しかない式典を「参加者みんなの記憶に残るようないい成人式にしたい」と意気込む。今年の実行委員は10人の精鋭たち。リーダーとして引っ張るよりも、よりよい関係を保てるように周りを和ませるような存在だ。
○…現在大学2年生。工学部で情報通信システムを学ぶ。千葉にある学校までは片道1時間半。読書や講義の予習に費やす。「子どものころから電車好きだったのですが、満員電車に乗るようになって少し気持ちが変わりました」と笑う。10月に二十歳になったが、まだ大人としての実感はない。「お酒も2回ぐらいしか飲んでないし」とマイペースに話す。実行委員長は手を上げたというよりも周りからの推薦。高校生のときにも生徒会の役員をしたが、自分からというより周囲の声に押された形だ。
○…そんなイメージを変えるのが、消防団員としての活動。小さいころに地元の祭りで見た消防車に憧れ、防災に興味を持つ。大学生になると、すぐに団員に加わった。あまりお酒を飲まないのも、いつ出動要請が来てもいいように。団員に同年代は少ないが、しっかりした考え方は大人たちからも一目置かれる。ボランティア活動にも取り組み、7月の九州北部豪雨の被災地へは何度も足を運び、状況をまとめて発信している。今回の式典には防災ブースも出す。
○…「人のために活動できる余裕を持った人」。いつかなりたい大人像を挙げる。将来を考えるのはもう少し先の話だが、式典はそこに向かう一歩となる区切りの一日。子どもから大人に変わり、遊びもまた変わる。だからこそ「今を楽しみ、本気で遊ぶ」をキーワードに、誰もが楽しめる式を目指す。今年はメインステージだけでなく、会場全体が楽しくなる工夫も考えた。「もちろん、実行委員のメンバーたちと一緒に自分も楽しむつもりです」
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