神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2018年2月15日 エリアトップへ

造園業(株)ニワバンの創業者で、いずみ浄苑にローズガーデンを創った 佐藤 友義さん 野津田町在住 72歳

公開:2018年2月15日

  • X
  • LINE
  • hatena

究極の癒やし生む庭師

 ○…町田で造園一筋50年。小山内裏公園やカリヨン広場の花壇、町田ターミナルロードの製作・整備などに携わり、町田シルクメロンの開発にも関わった。このほど「樹木葬」が特徴のいずみ浄苑に新設されたローズガーデンを手掛けた。桜、新緑、紅葉。ここにバラが加わることで、かねてより描いていた、四季折々、一年を通して色彩豊かな植物に囲まれる構想が叶う。

 ○…「造園のことなら誰にも負けない」。柔和な表情の中に強い自負を込める。好景気のさなか、自身の会社は東京都や国、URなど公共事業や大きな公園事業を手掛けるように。めきめきと実績を伸ばし、40代半ばの頃には、大阪の「花と緑の博覧会」での日本庭園の部大賞や、園芸文化賞を受賞した。しかし、「大きな事業ばかり狙いすぎた。調子に乗っていたんだね」。バブル崩壊による大打撃を受け、泣く泣く廃業することに。しかし「公共事業から離れる良いきっかけだったのかも」と一念発起。「これで、やりたかった設計ができる」と新会社を立ち上げ、街づくり事業や庭造りの仕事に励んだ。いずみ浄苑も再起を後押ししてくれた”恩人”だ。先代から、もう25年の付き合いになる。

 ○…「米どころ」新潟の農家に生まれた6人兄弟の末っ子。高校進学を機に上京し、日中、アルバイトをしながら夜間学校の学費を稼いだ。「農家のDNA」からか、自然の流れで東京農業大学に進み、日本全国の農業を学んだ。そこで「造園」に巡り合った。それからは、やりたいことに向かって一直線。

 ○…一人娘は嫁いでいき、今は奥さんと二人暮らし。身体を動かす仕事だからか、これまで大きな病気はしていない。「いつも植物に囲まれて癒されているから、健康そのもの。木から落ちてケガをしたくらいかな」と頬をほころばす。これからも庭造りを極めたいという。「理想の庭を、『これだ』という作品を残したいんだ」と目を輝かせ、語る。

町田版の人物風土記最新6

木目田 英男さん

町田市議会の第40代議長に就いた

木目田 英男さん

成瀬が丘在住 49歳

3月14日

田村 菫さん

町田ダリア園の花をモチーフにしたクッキーを手がける

田村 菫さん

町田市内在住 24歳

3月7日

清原 惟さん

監督・脚本を務めた映画「すべての夜を思いだす」が3月に公開される

清原 惟さん

多摩市出身 31歳

2月29日

佐藤 康行さん

町田市薬剤師会の会長で、医師らと地域向けの「出張勉強会」を開いている

佐藤 康行さん

小山町在住 65歳

2月15日

渡邊 美海さん

町田市が進めるゲートキーパー啓発ポスターに自身のデザインが採用された

渡邊 美海さん

町田デザイン&建築専門学校1年

2月8日

鈴木 直也さん

3月に開催される音楽イベントの実行委員長を務める

鈴木 直也さん

南町田在住 19歳

2月1日

あっとほーむデスク

  • 3月14日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 12月21日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook