町田版 掲載号:2020年1月16日号 エリアトップへ

町田天満宮 宮司 池田泉 宮司の徒然 其の52

掲載号:2020年1月16日号

  • LINE
  • hatena

桜を見る会

 小山田緑地のあさざ池近くに寒桜写真【1】が咲く。ひっそりと、それでいて凜としている。八重の花弁は細めで長さはややまばら、少し波打っている。花期は割と長くて11月から年の瀬まで楽しめる年もある。クヌギやコナラの枯れ葉が積もり、藪茗荷(ヤブミョウガ)の実【2】が色づき、高野箒(コウヤボウキ)【3】も花の盛期を終える頃、まばらながらも寒桜の花を見つけると一瞬心に春がよぎるのは、桜は春というイメージが植え付けられているからだろう。毎日毎日「桜を見る会」の稚拙な攻防が繰り広げられ、公私混同の税金無駄遣いと責める野党に対して、一般人でも解りやすいごまかしで対抗する役人と、世界の大局に焦点を逸らそうとする政府。あんなことしてる時間があったら、スコップ担いで被災地で汗を流した方がましではないだろうか、今は。その間に現地で咲き続けていた寒桜はどんな思いだったか。

 次の国会でも国民が呆れる攻防をやるのだろうか。そして春を華やかに告げるソメイヨシノが国民の心をわくわくさせる頃、おそらく「花見」に代わって「どちらへ?」「桜を見る会に」とか、「桜を見る会に行こう」という皮肉を込めた会話が横行するかもしれない。令和二年の流行語大賞候補にならないよう祈る。恥ずかしいし、桜のイメージダウンだ。
 

町田版のコラム最新6

宮司の徒然 其の54

町田天満宮 宮司 池田泉

宮司の徒然 其の54

2月13日号

宮司の徒然 其の53

町田天満宮 宮司 池田泉

宮司の徒然 其の53

2月6日号

お雑煮十人十色

町田市立博物館より44

お雑煮十人十色

学芸員 佐久間 かおる

1月23日号

宮司の徒然 其の51

町田天満宮 宮司 池田泉

宮司の徒然 其の51

12月12日号

宮司の徒然 其の50

町田天満宮 宮司 池田泉

宮司の徒然 其の50

11月14日号

鼻煙壺(びえんこ)の「裏側」

町田市立博物館より43

鼻煙壺(びえんこ)の「裏側」

学芸員 山口 佳美

11月7日号

あっとほーむデスク

  • 1月16日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年2月20日号

お問い合わせ

外部リンク