神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2020年3月5日 エリアトップへ

相模女子大学グリーンホールで上映される『えんとこの歌』を監督した 伊勢 真一さん 市内在住 71歳

公開:2020年3月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

「共に生きる」に舵を

 ○…日本中に衝撃を与えた「津久井やまゆり園事件」をきっかけに、撮影したドキュメンタリー映画『えんとこの歌』。脳性マヒで寝たきりの友人、遠藤滋と介助の若者たちの日々を追った作品は、毎日映画コンクールドキュメンタリー賞でグランプリを受賞した。3月22日には、事件が起きた相模原市で上映会を行う。「同事件の判決が3月16日。異様な人物が起こした特殊な事件として扱うのではなく、私たちの意識、そして進むべき社会を考え続けなければならない」と語る。

 ○…ドキュメンタリー映像編集者だった父。反発心から「映像の仕事だけはするまい」と誓っていた。しかし、20代半ばの頃に父が亡くなると、そのつながりで映像の世界に足を踏み入れることに。「回り道をした分、人の3倍はやらないと」。日々、必死に働き勉強を重ねた。気づけば手がけた長編作品は20本以上。多くの賞にも輝いた。「お金にはならないし大変。だけど面白い。もし、同じ職業に就きたいという若者がいたら、やった方がいいと自信を持って答えるかな」

 ○…都立高校で毎日、泥だらけになりながら白球を追った野球少年。「それでも甲子園への切符は手に入らなかったよ」と苦笑する。結婚、子どもの誕生を機に東林間に移り住むと、少年野球チームの監督に就任。大好きな野球に携わり続けた。「同じ監督でも、近所の人は映画より野球の方がイメージ強いかも」と笑みを浮かべる。

 ○…「えんとこの歌」の舞台は、6帖ほどのアパートの一室。遠藤さんと介助の若者との係わりが淡々と映し出される。「その狭い空間に、説得力のある世界が広がっているのが、観れば分かってもらえると思う。ぜひ多くの人に足を運んでいただきたい」 

町田版の人物風土記最新6

石井 康一郎さん

沖縄に伝わる演舞であるエイサーが披露される催しの実行委員長を務める

石井 康一郎さん

旭町在住 51歳

4月25日

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook