織田信忠書状 雨でも楽しく 泰巖歴史美術館【電話】042-726-1177
今年も梅雨の季節がやってきました。この時期に手放せないものといえば、やっぱり傘でしょう。傘の歴史は古く奈良・平安時代には日本にも存在していて、鎌倉・室町時代には上流の貴族や武士が日除け・雨除けのために使っていました。
こちらは織田信長の息子・信忠の手紙。いつものように唐笠が届いたことを喜び、ずっと残しておきたいと感謝しています。頭にかぶるものを「笠」と呼んで差す「傘」と区別しますが、柄(から)がついている和傘を「からかさ」と呼ぶので、柄のついた傘を贈られたのでしょう。傘をもらって喜んでる様子がなんともお茶目ですね。
手紙の日付、6月3日は今の暦に直すと7月初旬ごろ、まさに梅雨本番といったところでしょう。お気に入りの傘や雨具で出かければ、憂鬱な雨も楽しい雨に変わるかもしれませんね。
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宮司の徒然 其の137町田天満宮 宮司 池田泉12月21日 |
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