瓜図 夏を涼しく 泰巖歴史美術館【電話】042-726-1177
こちらは狩野派に関係のある人物が描いたと思われる扇面の瓜の絵です。「ウリ」といえば、古くはメロンの亜種であるマクワウリのことを指します。2000年以上前に日本に伝わったマクワウリは、西洋メロンに比べ甘さ・香りは多くないものの爽やかな風味があり、昭和ごろまで夏の素朴な甘味として親しまれてきました。ご年配の方には懐かしい味かもしれませんね。
水分が多いマクワウリはむくみや暑気あたりに効果があり、冷やしてそのまま食べても美味しく、最近はスムージーに入れて飲むということもあるようです。瓜の絵が描かれたのも、きっと暑い季節に冷たい甘味を楽しんでいたからなのでしょう。そのレトロな味わいは、現代の夏を涼しく過ごすのにもぴったりかもしれません。
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宮司の徒然 其の137町田天満宮 宮司 池田泉12月21日 |
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