アレサ商栄会 人・街をつなぐ冊子作成 サレジオ高専学生が地域貢献に一役
小山町、小山ヶ丘地域の40店舗からなる商店会「アレサ商栄会(杉山利昌会長)」は地域連携の一環として同地域のガイドブック「アレサ」を毎年作成し、きのう13日に6号を発行した。
ガイドブックの作成には町田商工会議所とともに同地域のサレジオ工業高等専門学校(小島知博校長)が協力している。同校デザイン学科の卒業研究として毎年5年生が携わっている。これまでは学生が主にデザインを担当していたが、昨年からは企画立案も行うようになり、若者の視点の情報も掲載し、より魅力的な冊子となった。
今年は明石香澄さん、鈴木麻倫さんの2人が担当。「記事や企画を探そうと町を回ってみたのですが、町田にも『農家があるのか』と驚きました。5年間学校に通っていて周辺地域のことを全く知りませんでした。色々な発見があったり、色々な人と話したり触れ合えて楽しかったです。地元の人びとの地元愛をひしひし感じました」と2人。
ガイドブックには、小山の歴史から地元の農家やお店、スポーツチームの紹介、マップのほかにお得なクーポンなどを掲載。ほかにも防災インタビューなど読んで為になるものや商店会のキャラクター型ケーキの作り方など楽しめるものも。
杉山会長は「学生さんの若い知恵でとても魅力的な冊子になりました。年々バージョンアップしているように感じます。原稿が上がるスピードも速いしとても頼もしい」と喜んでいる。小山地域は地形的に上段と下段に分かれていて、それぞれ行き来があまりない地域だったという。「この冊子を見て興味を持ってくれる人が動いてくれるのが嬉しい。クーポンを付け始めた昨年は4店舗しかなかったのに、今年は13店舗がクーポンをつけてくれました」とガイドブックによる地域交流に期待を寄せる。
商店会とサレジオ高専は冊子作りのほかにも、地域のお祭りや文化祭などで相互交流を深めている。
ガイドブックはA5版で32ページ。商店会を通じて地域住民へ配布しているほか、小山市民センターでも配布している。「今後も地域、町、商店の連携をサレジオ高専さんと一緒に連携していきたい」と杉山会長。
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5月16日